【要注意】令和8年は社会保険料が2段階で変更!給与計算担当者が押さえるべきポイント

はじめに

令和8年度の協会けんぽの保険料率が改定されます。
今回の改定は「3月分(4月納付分)」から適用されるため、給与計算のタイミングによっては既に影響が出ている企業もあるかと思います。

さらに、令和8年4月分(5月納付分)の保険料からは、新たに「子ども・子育て支援金」の徴収もスタートします。
短期間で2つの変更が重なるため、給与計算担当者の方は特に注意が必要です。


改定内容

今回の主なポイントは次の2点です。

① 協会けんぽの保険料率の改定(3月分・4月納付分から)
都道府県ごとに料率が見直されており、埼玉県の保険料額表は以下から確認できます。
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/assets/R8_11saitama.pdf

② 子ども・子育て支援金の徴収開始(4月分・5月納付分から)
新たに社会保険料の一部として徴収が開始されます。
これにより、給与から控除する社会保険料は、
 ・健康保険料
 ・介護保険料
 ・子ども・子育て支援金
 ・厚生年金保険料
の4種類となります。


給与計算時の注意点

今回の改定では、「いつの給与から反映するか」を正しく理解することが重要です。

特に注意すべきポイントは以下の通りです。

① 協会けんぽの保険料率の改定

 当月徴収の場合 3月に支給する給与から新料率を適用
 翌月徴収の場合 4月に支給する給与から新料率を適用

② 子ども・子育て支援金の徴収

 当月徴収の場合 4月に支給する給与から徴収開始
 翌月徴収の場合 5月に支給する給与から徴収開始

このように、締め日、支払日、当月徴収か翌月徴収かによって適用時期が異なりますので注意が必要です。

処理を誤ると、

  • 社会保険料の控除ミス
  • 従業員への説明トラブル

につながる可能性があります。


手計算(Excel等)のリスク

Excel等で給与計算を行っている場合、今回のような制度変更時には特に注意が必要です。

よくあるミスとしては、

  • 料率の更新漏れ
  • 新制度(支援金)の反映漏れ
  • 標準報酬月額の読み違い

などが挙げられます。

これらのミスは、

  • 給与の過払い
  • 給与の未払い

といった問題につながり、後から修正対応が必要になるケースも少なくありません。


クラウド型の給与計算サービスの活用

一方で、クラウド型の給与計算サービスを利用している場合は、

  • 保険料率の改定
  • 新制度への対応

が自動で反映されるため、今回のような改定時でも安心して運用することができます。

特に、

  • 担当者の負担軽減
  • 計算ミスの防止
  • 法改正対応の自動化

といった点で大きなメリットがあります。


まとめ

令和8年度は、

  • 3月分からの保険料率改定
  • 4月分からの子ども・子育て支援金の開始

と、短期間で重要な変更が続きます。

給与計算においては、わずかなミスが大きなトラブルにつながるため、正確な対応が求められます。

特に、手計算で対応している企業様は、これを機にクラウド型の給与計算サービスの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
業務の効率化とリスク低減の両立が可能になります。